長野市で創業70年。
本物の木の家を手がける材木屋・工務店、鎌倉材木店です。
家族の分だけ暮らし方があります。
それはつまり、ひとつひとつの家族にふさわしい家があるということ。
パッケージ化された間取りや仕様に家族の暮らしをはめ込むのではなく、
家族の暮らしに合う家を一から作る。
しかも、本物の木をふんだんに使って、手間を惜しまずに丁寧に。
それが長く愛着を持って住まえる家づくりにつながると、私たちは考えています。
木の家づくりのプロとしてのこだわりを大切に、
お客様にご満足いただける住まいを追求します。
今や木をほとんど使わなくても家が建つ時代となりました。中も外も工業製品で作られた家が立ち並ぶ風景に、私たちはすっかり慣れています。しかし家は「商品」という言葉ではくくることができない、家族の大切な営みの場、くつろぎの場。だからこそ、私たちは木にこだわります。
木は日本の気候風土に一番適した素材であり、健康な住まいに欠かせない存在だと考えているからです。
家づくりに使われる材木の種類は実に多様で、それぞれに特色があり、適した使い方があります。
例えば「鎌倉の家」の柱は、長野市の鬼無里や戸隠の山から切り出したスギ。スギはその名の由来のとおり真直ぐに育つ木で、柱材に適しています。自社で製材した4寸角(12cm角)以上のスギの芯持ち材が、お客様の住まいを支えます。
また外壁や屋根の下地材や畳下などにもスギ板を使うなど、目にふれない部分にも無垢の木を生かしています。「本物の木の家を次代へ伝えたい」。私たちの願いです。
鎌倉の家は、構造材の継手や仕口(接合部分)を、熟練の大工による「手刻み」で刻んでいます。
今の住宅業界では、作業効率やコストパフォーマンスが最優先。そのため設計データを元に機械で加工する「プレカット方式」の建築会社が大多数を占めていますが、私たちは大工の手仕事にこだわります。木がそなえる性質を最大限引き出すためには、歴史と経験に裏づけられた大工の細やかな仕事が欠かせないと考えるからです。またご注文が多いオーダーメイドの木製建具や造り付けの家具も、職人の手でひとつひとつ丁寧に仕上げます。
木は山から切り出され、製材されてもなお生きています。木の一本一本、板の一枚一枚に個性があり、その個性を踏まえた手仕事が、ごまかしのない、よい家づくりを実現します。なによりも、人の手から生まれるものはやさしく、温かみがあり、人をほっとさせるもの。木の持ち味を最大限に引き出す手仕事が生きる家が本物の「木の家」であり、日本の住まいとして、ご家族の日々の営みの場として、一番ふさわしいと私たちは考えます。
家庭では、給湯、冷暖房、照明などさまざまなかたちでエネルギーを消費しています。エネルギー消費の無駄を減らすことは、環境負荷の低減と同時に家計への負担を軽くすることにもつながります。私たちは、長野の気候風土にふさわしく、お客様が心地よく安心して暮らせる省エネ住宅を模索してきました。その結果生まれたのが「シーズンレス工法」。鎌倉材木店独自の高断熱・高気密仕様の住宅です。シーズンレス工法は、2001年に次世代省エネ基準評定を取得。住宅の性能にこだわって、冬暖かく夏涼しい、快適で省エネ設計の住空間をお客様にご提供しています。