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無垢材へのこだわり

木には人の心をほっとさせる不思議な力があります。私たちは材木屋としての長い関わりの中で木と対話し、その魅力が存分に生きる家づくりにまい進してきました。鎌倉の家の構造材は「本物の木」です。本物の木とは「無垢材(※)」のこと。板を接着剤で張り合わせた集成材(※)ではなく、本来の木の強さがそのまま生きる無垢材にこだわり、強度や健康面でより安心安全な住まいをお届けします。

※無垢材…
丸太を製材して作る材や板。
※集成材…
厚さ1〜3cmほどの板を繊維が平行になるように重ねて、接着剤で張り合わせた材や板。

本物の木は、ここがいい!

01

調湿機能

木は室内の湿度が高いと空気中の水分を吸い、乾燥していると木材内部の水分を適度に放出します。木の家は「呼吸」しているのです。

02

断熱性

木は空気を含んだ細胞の集まりでできているため断熱性が高く、金属やコンクリート、タイルに比べて熱を伝えにくい性質があります。ちなみにコンクリートは木の約10倍、鉄は約500倍の熱伝導率(=熱の伝わりやすさ)とされています。

03

防蟻、防腐効果

土台に使う米ヒバや、柱や羽目板等に使うヒノキは、シロアリや湿気による腐れを防いで住まいを長持ちさせます。

04

身体にやさしい

夏はひんやり、冬は暖かく感じられる木のフローリングは、肌になじむ心地よさ。素足で歩きたくなる感触が大きな魅力です。木の表面の細かな凹凸が日射を適度に散らして、目への負担を軽減する働きも。

05

心にやさしい

樹木から発せられる香り成分のフィトンチッドには、自律神経に作用して血圧を下げ、脈拍を安定させる効果があるとされています。本物の木で造られた家は、心に安らぎをもたらします。

無垢材の取扱いに際してのご注意

狂いや暴れは、木が生きている証

材の乾燥状態、気候などの影響を受けやすい無垢材。場合によっては材が反る、狂う、暴れる、割れるなどすることがありますが、それは木が生きている証。鎌倉の家は、熟練の大工が個々の木の性質をふまえて施工します。万が一、狂い等が出てもすぐに調整や修理に伺います。

お手入れはこまめに

無垢材の表面は特殊加工されていない分、傷ついたりや汚れやすい状態です。特に床材は濡らすとシミになりやすいので、水や液体をこぼした際は早めに拭き取る必要があります。基本的には乾拭きでOK。汚れが気になる場合は専用の洗剤を使ったり、ヤスリで表面を削ったりして手入れをすると美しさを保つことができます。「多少の傷や汚れは、家の味わい」と思って木を慈しみ、年ごとに深まる風合いをお楽しみください。

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